愛情と矛先

君の強さは偉大なものだ

顔なんて覚えていない話。

前回の記事にスターいただきまして、
ありがとうございます。
どうかしてる話だったので、
お星さまもらえるなんてとびっくりしました。

私は基本的に人の顔を覚えるのが苦手だ。
仕事柄、服が好きなせいなのか、
それとも人見知りで無意識に目を合わせることを避けているせいなのか、
「よく店に来る○○似の顔の濃い人」とか言われても全く覚えていない。
それなら「いつも黒色のリュック背負ってる人」
とか言われた方が覚えているのだ。
それくらい、他人の顔を覚えるのが苦手。
接客業しててこれだから本当に救いようがない。

 

そんな私は勿論、
推しの現場に行っても他の人のことを覚えられない。
去年のイベで話しかけてくれた同世代くらいのお姉さんも
とても感じの良い人だったけど、もう顔は全く覚えてない。
可愛い色のコートを着ていたな、とかは覚えてるけど
次に会うのが夏だったらもうわからないこと確定だ。
だから、違う俳優さん好きな子に
うにちゃんとこの推しはどの程度動員あるの?と聞かれても
はて…??
うちの人の純粋な動員なんてあるのか???といった感じである。

 

てな感じで、私が若手俳優ならまじでポンコツだ。
「あーどうもどうもーありがとうございますー」
しか言わない握手マシーンになるしかない。
ちなみに推しさんが私のどの部分を
どう認識しているのかはわからないが、
ほぼすっぴんのときも
ばちばちに化粧してるときも、
ちゃんと認識してくれている。
化粧したとて無駄なのか?と少し悲しい話ではあるのだが、
「いつもありがとね。今日朝来たの?遠かったでしょ」
と言ってくれたこともある。
ある程度は私のことをどこぞの者か、
理解してくれているのだからありがたい話である。


彼は自分のファンの顔をどれだけ覚えているのだろうか。
地方住みの、通いともいえないくらいしか通えない、
弱小な私のことを覚えてくれている彼。
沢山のきらきらがひしめくこの世界で、
推しさんが少しでも長く、輝いていられるように。
応援しなくてはならないのだ、と思っている。